2021/07/19 12:22


7月に入って30度を超える夏らしい日が続いてますね。

夏は特にざる蕎麦が人気ですが、冷たい蕎麦の夏季限定メニュー「冷やしトマト蕎麦」880円(税込)が730日から開始になります。既に暑いのに、なんで30日なの?という話ですが、当店では使用しているトマトにとってもこだわっていまして、契約農家の「みなみなふぁーむ」さんの美味しいトマトが完熟になる時期を待っていたからです。お蕎麦には毎日朝採りした大玉トマトを丸々1個輪切りでトッピング。季白特製の「蕎麦つゆ」と「トマト」の相性も抜群で、程よく絡む麺が食欲をそそります。お好みでレモン汁をかけてお召し上がりください。なんともサッパリした味わいで、麺は満足感のあるボリュームです。





店主のわたし、いくつかのトマトと出会いながら2021年7月満を持して、美味しくて体に良い最高品質の地元旭川産トマトに出会うことができましたので、ここからは使っているトマトについて、ご紹介をします。

 



地元、旭川(お店のご近所)で自然農法の野菜を栽培されている農園「みなみなふぁーむ」さんが丹精込めて作った美味しいトマトは妙紅(みょうこう)という自然農法の種子から育った品種です。「みなみなふぁーむ」の代表、平井さんに直接お会いして、作物へのこだわりをお聞きして感銘を受け、是非使わせて欲しいと直談判して参りました。(笑)


 

平井さんは旭川近郊では希少なMOA(エムオーエー)自然農法を実践されています。こちらの自然農法では、栽培期間中、化学的に合成された肥料や 農薬を使用せず、土の偉力(土が持っている作物を育む力)を発揮させて、農産物を栽培しています。平井さんの野菜は全てMOA自然農法文化事業団による認定を受けています。

認定を受けた野菜にはこのようなシールが貼られて市場にも出回っています。



 個人的にとても興味深かったのは、自然農法で使う野菜の種のお話です。タネを蒔いてからの育て方はもちろん大切なのですが、タネがどういう遺伝子情報を持って存在しているか。というところまでを意識したのがMOA自然農法なのですと平井さんは教えてくださいました。



作物は育ってきた環境に適応するための情報をタネに残して子孫に伝えているというのです。そのため、過去に肥料も農薬も必要としないで育ってきた情報がしっかりとタネに残されていると、力強い生命力のタネとなるそうです。種まきをして、芽が出てからの育て方が全てだと思い込んでいた私には種の遺伝情報のお話は衝撃でした。さらに作物の成長にとっては太陽・水・土、そして愛情」がとっても大事ですと、平井さんはこれまでの野菜作りから実感しているそうです。

 

自然農法は人間にとっての食の安全を考えたことはもちろんですが、地球環境にも負荷が無く、とっても最善の栽培方法だと思いましたね。この素晴らしい循環型の自然農法で作られた野菜がもっと多く認知されて広まっていくことを願ってます。

 

食を提供する当店としても、扱う食材について、お客様に満足していただけるものを提供したいと日々おもっています。今は当店で食べられる平井さんの野菜はトマトだけですが、今回の出会いから、少しでも多くの人に知っていただきたく、「みなみなふぁーむ」さんのご紹介をさせていただきました。

 

 

詳しくは「みなみなふぁーむ」さんのホームページで紹介されていますので、是非ご覧になってみてください。

 今期のトマト収穫が続く日まで、「冷やしトマト蕎麦」ご提供しますので、是非ご賞味ください!